Humane Society of Rochester
アメリカ全域を走り回るあるトラック運転手がいます。ガソリンスタンドでトラックをしばらく停車したときに、開いたドアの隙間から抜け出してしまった猫。
二度と猫を見られないと思ったトラック運転手は、いなくなった猫を見るやいなや胸に抱きしめて両目を腫らすほど泣きました。
イギリスの日刊メトロによると、トラックの運転手をしている男性マシュー·B(Matthew B)は、どこに行ってもいつも猫のアッシュス(Ashes)を連れていました。
彼にとって猫のアッシュスはパートナーであり友人、そして家族同然でした。 そんなある日、猫のアッシュスがいきなり消えてしまいました。
Humane Society of Rochester
ある日、オハイオ州のスプリングフィールドを訪れた時のことでした。 彼はサービスエリアでしばらく車を止めた後、用を足している間に猫アッシュスが開けた車のドアの隙間から抜け出したのです。
猫アッシュスはそのまま草むらの間に消えて、一瞬慌てた彼は急いで追いかけてみましたが、どこにも猫アッシュスの跡を見つけることができませんでした。
いくら周辺をくまなく探しても猫アッシュスはどこにも見当たりませんでした。 また約束の時間までに貨物を輸送しなければならない状況で、彼はすすり泣きながらハンドルを握るほかありませんでした。
もしやと思って他の地域に行く時もスプリングフィールドに立ち寄って猫のアッシュスの行方を捜してみたが、無駄に終わることが多かったのです。
Humane Society of Rochester
何ヵ月が過ぎたのでしょうか。 ニューヨーク州フェアポートに位置する動物福祉団体「ロリポップファーム(Lollypop Farm)」から電話がかかってきます。
猫の内蔵チップ検査で確認した結果、マシューBの連絡先が登録されていたという内容でした。 電話を受けた彼は急いでニューヨークに飛んで行きました。
いったいどのようにして猫アッシュスはニューヨークまで行ったのでしょうか。 キンバリー(Kimberly)という名前のある女性が茂みの中にいる猫アッシュスを発見し、食べ物を準備してくれたそうです。
そして念のためニューヨークに連れてきて動物保護所を訪ねたのですが。 猫の飼い主は2300キロ離れたテキサスに住む男性マシュー·Bでした。
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二度と会えないと思っていた猫アシュスと再会した彼は、ふと自分の胸に抱いて我慢してきた涙を流しました。 両目がはれあがるほど嗚咽したのです。
マシュー·Bは「アッシュスをなくした後、日常生活がとても大変でした」とし「もう二度と会えないと思ってずっとあの日の私を恨んでいました」と涙を流しました。
その後、「内蔵のおかげで失われたアシュスに再び会えて本当に良かったし、幸せです」と付け加えた。
本当によかったです。 二度と失くすことがありませんように。そして猫アッシュスも飼い主の愛をたっぷり受けて、いつまでも幸せでありますよう心から応援します。
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