Sharon Norton
人通りの少ない道端に、得体の知れないソファーが捨てられていました。
近づいて確認してみると、いや、ソファの上に痩せすぎて骨の形がはっきり見えている犬が座っているのではないでしょうか。
何日飢えたのかやせ細ったことを除いては毛の手入れが行き届いていることから、誰かが遺棄したものと見受けられました。
Sharon Norton
一体誰が何故ここに犬を捨てて行ったのでしょうか? ソファーの上に座って飼い主を待ち焦がれる犬の悲しい瞳が心を痛めます。
動物専門メディア"ザ·ドド"は24日(現地時間)、捨てられたソファの上で1週間以上飼い主を待っているある犬の悲しいエピソードを紹介しました。
お便りはこうです。 米ブルックヘイブン市警察署所属の動物管理官シェラン·ノートン(Sharon Norton)は通報を受けて出動し、道端にソファーと一緒に捨てられた犬を救助しました。
Sharon Norton
骨だけやせこけた犬は、1人用の大きさのソファに座って、道路の上を通る車を見守っていたのですが。
ソファの上には、犬の食べる飼料があちこちに散らばっていて、その横にはテレビが堂々と捨てられていました。
情況から見て犬が飽きた飼い主か普段犬が好きなソファを外に出して犬を誘引し、ソファと一緒に犬を捨てたものと推定されます。
Sharon Norton
さらに残念なのは自分が捨てられたことを知らない犬は1週間ずっとソファに座って通り過ぎる車を見守りながら飼い主を待ち続けていたことです。
犬を救助した動物管理官のシェラン·ノートンは"ソファーを捨てた飼い主に言います。 犬は貴方が帰ってくるのを待ちました"とし"犬にしたこと恥を知りなさい"と怒りました。
一方、犬は予防接種を受けるなど、健康が回復し次第、新しい家族のもとを訪れるそうです。 どうか新しく会う家族は、その子を捨てないよう、そして新しい家族の元で末永く幸せになるように祈ります。
Sharon Norton
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