(左) Clara Monaco / MareCamp, (右) Carmelo Isgro / Musei del mare Milazzo
フランスの海から尾の一部がプロペラによって切り取られたとみられるナガスクジラが発見され、残念でなりません。
約20年前、初めてクジラを発見した当時、尻尾の片方が完全に剥がれる怪我を負っていたナガスクジラは、時間が経つ今日、尻尾全体が切り取られ、餌すら狩れず、飢えていました。
英紙デイリーメールによると、尾が切られたせいで海に入れず、水面の近くにいるあるナガスクジラの姿が写った写真が公開されましたが。
公開された写真の中には、尻尾が丸ごと切り取られ、なかなか深く泳げないナガスクジラの胸の痛む姿が赤裸々に写っていました。
Alessandra Raffa / MareCamp
今回捕まえたナガスクジラは、実は20年以上イタリアのある研究チームが追跡観察しているナガスクジラだそうです。
研究陣が初めて発見した当時、ナガスクジラは尻尾の片方が落ちてきて怪我をしたそうです。 研究陣はしっぽの半分の人がいなくなったナガスクジラを見て、長続きできないと予想しました。
なぜなら、尾は深い海に入って泳ぐ過程でとても重要な役割をするからです。 しかし、懸念とは違って、ナガスクジラは24年間、仲良く過ごしてきました。
昨年9月、研究陣がクジラに再会した時は、残念ながら残りの反対側の尾まで切り取られていた状態でした。 このため、セミクジラはとても痩せた状態でした。
しっぽを切られてしまって、深い海に潜って泳ぐことが難しいため、狩りもできず、飢えているからです。ナガス クジラは何ヶ月もエサを食べずに生きられますが、状態は深刻なほどでした。
Alessandra Raffa / MareCamp
それでは、どうして残った尻尾が切り取られたのだろうか。 研究陣は船舶のプロペラが原因だと推定しました。
プロペラによって負傷した後、切断部位が細菌に感染し、結局、尻尾が切られる状況に至ったものとみていますが…。 本当に残念な状況です。
一方、研究チームはイタリア・ジェノバに姿を現したナガスクジラのために、地域住民や訪問客になるべくストレスを受けないように近づかないでほしいという要請を伝えています。
また、地元のハン警備隊がパトロールし続け、クジラの周りを護衛するなど、格別な気配りをしているそうです。 鯨の保存のための努力が必要だという指摘です。
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