生まれた時から片目の痛い子のために母猫が下した「胸の痛む選択」

アニマルプラネットランドチーム
2020年 01月 15日


生まれた時から片目が痛かった子猫が、ずっと気になった親猫は、結局、痛い選択をしました。


それは他ならぬ人々に自分の代わりに子供の世話をしてくれることでした。 母猫は子を捨てる時、どれほど胸が詰まったでしょう。


子猫にむいた親猫の真心が見る人の心を静かに響かせています。 どんな事情なのか一度聞いてみなければなりません。


猫専門メディアラブミアウ(Love Meow)は今月19日(現地時間)、カナダのモントリオールで親ねこが障害がある我が子をを家庭の庭先に落としていった事情を紹介しました。 


애니멀플래닛Chatons Orphelins Montréal


事情はこうです。 約一週間前、ある住民は町内の野良猫が子猫をくわえて、家の庭にポツンと落ちては悠々と姿を消すのを見かけました。


家主は、自分の庭に捨てられた子猫を見て、胸が張り裂け落ちる思いだったそうです。 発見当時、子猫の片目がひどく悪い状態だったからです。


もしやと思い、家族たちは母猫が戻ってくるのを待っていましたが、母猫はとうとう帰って来ませんでした。


はい、そうです。 母猫はとうてい治せないので、その代り人たちに、痛い子猫を治してくれと、預けていたのです。


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家主は子猫を1日でも早く治療しなければならないと思い、近くの動物病院に連れて行ったんです。


偶然、事情に接した地域の猫救助団体が子猫を助けるために腕をまくりました。


ネコの救助団体はまともに食事が出来ず、骨透ける程、痩せていた子ネコに「ウナ(Unna)」という名前をつけてあげたんですが。


救助団体の関係者は、「ウナはひどく感染した目を持っており、獣医は状態がひどすぎて自ら眼球を取り除いたものとみられると話しました」と子猫の健康状態を伝えました。


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さらに関係者は、「十分に育った後、眼窩縫合手術を受けるよう措置する計画です。」と説明していますが。


生まれてすぐ片目だけで世の中を見ていた子猫。これまでどれほど不便だったでしょう。


子猫のウナは、自分が周りの人々から温かい関心と愛を受けていることを知ってか、閉ざされていた心の扉を開けて少しずつ変化した姿を見せてくれたそうです。


救助する当時は、人を見るたびに怖がっていましたが、現在は緊張を解いて気兼ねなく愛嬌も振るいたずらっ子になったそうです。


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救助団体の関係者は、「猫のウナはただ片目を持った平凡な猫であるだけで、他の猫と同じです」と話しました。


そして、"3週間以内に手術と回復を終えた後、一生、共にする家族に会えることを願うだけです"と話しました。


病気の子どものために張り裂けそうな思いで生き別れという選択を下さなければならなかった母猫の犠牲のおかげで、日々に健康を取り戻しつつある子猫のウナ。


一日でも早く良い家庭に養子に出されて末永く幸せになるように願います。


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