twitter_@Matt_KeanMP
昨年9月から5ヵ月間なかなか消えないオーストラリアの山火事で獲物が消えて飢えた野生動物が続出しています。
山火事で一夜にして生活の基盤を失ったのはもちろん、食べ物がなくて飢えている野生動物たちのために関係当局が大規模な「ニンジン投擲作戦」を行いました。
オーストラリアのデイリーメールはこの11日(現地時間)、ニューサウスウェールズ州(NWS)国立公園や野生動物局、動物団体のアニマルズ、豪州などが両手を合わせて'ワラビー作戦(Operation Rock Wallaby)'を行ったと報道したんです。
NSW GOVERNMENT
「ワラビ作戦」とは、空中えさ散布作戦のことです。 彼らは、この8日と11日の二日間にわたって支援ボランティアと獣医師などを航空機とヘリコプターに乗せてニューサウスウェールズ州とビクトリア州の上空で餌の供給作戦を展開しました。
非常事態が宣言された地域を中心に散布されたニンジンやジャガイモ、サツマイモなどの重さがおよそ2200kgに達するとのことです。
これと関連して、ニューサウスウェールズ州のマット ・キーン(Matt Kean)エネルギー環境相は、「火災を避けた動物でも餌がない可能性があります。」と述べ、現在の状況を説明しました。
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マット ・キーン長官はまた、「特にワラビー地域の場合、火の手が生息地周辺の草木を燃やして食べ物がない状況だ」とも伝えた。 実際、ワラビー地域は最悪の長期日照りが続き、餌不足を経験しているそうです。
動物団体アニマルズオーストラリア側も「山火事現場で飢えた動物を救うためのあらゆる方法を講じている状況だ」と伝えました。
一方、世界自然基金(WWF)は5ヵ月間消えず、いる豪州山火事によって直・間接被害で12億5000頭の野生動物が命を失ったものと推定しました。
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