Quintus Strauss
無邪気に水たまりで遊んでいる子カバを踏みつけようとしたゾウは、母カバにしっかり怒られてしまいました。
英紙デイリーメールは11日(現地時間)、アフリカ·ナミビアの保護区で母カバと象が戦闘を繰り広げることがあったと報道しました。
お便りはこうです。 ザンビア出身のカメラマン、クィントゥス·シュトラウス(Quintus Strauss)さんは動物保護区を訪れた時、思いがけない光景を目撃します。
水たまりで赤ちゃんカバが母親と一緒に楽しい時間を過ごしているのを見かけます。 その時、しばらくして巨大な体つきを誇る象が目の前に迫ってきます。
Quintus Strauss
ちょうど、母カバはしばらく席を外して、どういうわけか、怒っていた象は、大きな前足で赤ちゃんカバをそのまま踏みつけようとしました。
その瞬間、母親のお下さんが現れ、それを止めました。 しかし、体格だけを見ると、母カバが象に押される状況でした。
けれども、子への親カバの切実さを、ゾウでは決して勝つことができませんでした。
Quintus Strauss
母カバは子を守るために歯で象の鼻をかみ、慌てた象はそのまま逃げ回りました。
一方、クィントゥス·シュトラウスさんが写真を撮った後、写真の中の象を見て衝撃を受けてしまいました。 象の象牙が片方しかなかったのです。
恐らく象が怒ったのは密猟者などによって象牙を失ったためと見られるんですが。 赤ちゃんカバを守るための親カバの母性愛。
そして象牙を半分失った象の怒り。 実に皮肉な状況が起こった瞬間でした。
Quintus Strauss
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