Barcroft / Mirror
悔しくてもあまりにも悔しく思ったワニがいます。 ただ向かい側にじっと横になっていただけなのに、一発を飛ばしたママのカバに酷い目にあったからだそうです。
一体ワニに何が起きたのでしょうか。 お便りは今から5年前の2015年にさかのぼります。
英紙ミラーによると、南アフリカ共和国にあるクルーガー国立公園で、母親のカバがワニを攻撃する姿がカメラに捉えられたことがあります。
写真作家のケン·ハーリー(Ken Haley)さんが捉えた写真によると、状況はこうです。
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子供と一緒にいた母カバは、敏感な状況でした。 誰か自分の子を攻撃するかと思って、神経が尖っていたのです。
その時ちょうど向こう側にワニ一匹が横になっていて、ママは万が一のリスクに備えるため、先にパンを飛ばすことになったのだそうです。
母カバは、ものすごいスピードで水外に飛び出してきて、そのままワニを攻撃し、思いもよらないカバの突然の攻撃に、ひどく戸惑った様子でした。
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ワニに駆けつけたカバは、大きな口でワニに噛みつき、ワニは逃げるために必死に身悶えをしました。
突然の母カバの攻撃に慌てたワニは、数秒でようやく抜け出し、水中に逃げてしまったそうです。
現場を見ていたケンさんは"おそらく子供が危ないと思って保護本能が先走ったのでしょう"とし"ワニはただ水辺の向こう側に横たわっていただけです"と言いました。
ワニの立場では悔しいかもしれませんが、母カバの立場では子を守るための母性愛という点で納得のいく部分です。
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