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一生を狭くて冷たい鉄柵の中に閉じ込められて暮さなければならなかったサーカス熊は、20年ぶりに初めて見る真っ白な雪に嬉しくてたまらなかったんです。
国際動物保護団体のフォー·パウス·インターナショナル(Four Paws International)によると、動物園で生まれたナパ(Napa)という名のクマがいました。
手狭で冷たい鉄格子の網に閉じ込められ、なんと7年間も過ごさなければならなかったのです。 そして2009年、セルビア政府が野生動物のサーカス出現を全面禁止し、熊に希望が訪れるようになります。
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7年ぶりに手狭な鉄壁から抜け出すことができたのです。 2016年、クマナパはセルビアのある動物園に送られ、飼育士の真心のこもった面倒を見て見違えるほど健康を取り戻したそうです。
実際に体重が320kgまで増える程、見違えるほど変わりましたが。 その後、動物園側は、熊ナパが残った生をより自由な環境で過ごせるよう、スイス·アルプス·アローザ熊保護区に移るようになります。
厳しい手続きを経て、なんと1600kmも飛行した末に到着した熊ナパは、周辺の懸念とは違って新しいねぐらにすぐ適応し、生まれて初めて初雪を見たりもしました。
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生まれて初めて見る真っ白な雪があまりにも不思議だった熊ナパは前転をして遊ぶなど無邪気な姿を見せたと言います。20年ぶりに初めて見る雪でした。
雪がうずたかく積もり真っ白になった松の木の枝に登って、世界中が白く覆われた世の中を眺めた熊ナパの気持ちはどうだったでしょうか。
困難を乗り越えて自然環境に戻った熊ナパの当時の姿は、以下の映像で直接確認することができます。
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