twitter / sciencetimes
新型コロナウイルス感染症と呼ばれる"コロナ19"の影響で、人間の活動が停止したインドのムンバイでは、ピンク色の波を彩ったフラミンゴの群れ15万羽が捕捉され、驚かされています。
主要外信によりますと、インド中西部のムンバイにある支流におよそ15万羽を超えるフラミンゴの群れがやってきて、ピンクの波を彩ったそうです。
実際に公開された写真と映像を見ると、フラミンゴの群れが川辺に座ってゆったりと時間を過ごしています。 その姿がまるでピンクで彩られたような錯覚を呼び起こしますね。
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フラミンゴの群れがこのように集まってきたのは、かつてとは違って空気や水などの汚染が少なく、食べ物が豊かになったためだというのが、地元環境団体の説明です。
"コロナ19"の影響で人々が途絶えると、過去より少なくとも25%以上のフラミンゴが支流を訪れたということです。
現地の環境団体関係者は、"人間の活動がフラメンコのような野生動物にどのような影響を及ぼすかを示す事例"と説明しました。
世界の大気汚染度が悪い国の一つに分類されるインドは現在、'コロナ19'の影響拡散を防ぐため、全国に封鎖令を出した状態だそうです。
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このおかげで、地下鉄はもとより、バスや公共交通機関の運行が中止となり、工場などの事業所も閉鎖され、二酸化窒素の数値が急減、大気質が改善され、フラミンゴの群れが押し寄せてきたという分析です。
15万羽のフラミンゴの群れがピンク色の波を彩ったというニュースが伝わると、"コロナ19"の逆説を見せたのではないかという反応が続きました。 実に皮肉な状況が続いているからです。
一方、"コロナ19"の累積確診者数は世界で340万人を超え、累積死亡者数も24万人を超えたと集計されました。
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