Carson Animal Services facility
ここに片隅に座って、悲しみに沈んでいる犬の姿が写った写真があります。 うつむいたままぽかんと座っている犬。
いったい、犬にどんな訳が隠されていて、こんなにも悲しい顔をしているのだろう。
海外の動物専門メディア"ヒーローバイラル"によると、公開された写真のワンちゃんは、今から4年前の2016年、アメリカのカリフォルニア州にあるカールソン動物保護所(Carson Animal Services Facility)で撮影されたものだそうです。
一生飼い主が世界の全てだった犬は飼い主に捨てられたことを知って、その衝撃のため顔を上げることができず、一日中地面だけを見つめていたそうです。
Carson Animal Services facility
衝撃がどれほど大きかったか、好きな食事もせずに、とめどなく地面を見つめていたのでしょうか。 胸が崩れ落ちます。
一日中うつむいたまま呆然と地面を見つめ、世の中を全部失ったような表情で微動だにしない犬。
犬は当時飼い主から捨てられ、動物保護所の職員たちはこの子の名前が分からず、名前の代わりに"A4987245"と呼ばれたそうです。
保護所の片隅で頭も上げることができないまま、すべての希望を捨ててしまったような姿が胸が痛んで苦しいです。
Carson Animal Services facility
写真を公開した動物保護所のある職員は、"飼い主に捨てられた後、尻尾を振ったり、匂いを嗅いだりするなど、基本的な行動すらしていない"と話していました。
動物保護所の職員は最後に次のような言葉を残しました。
彼が残したこの一言は実に多くのことを考えさせます。 犬はむやみに捨てても良い物ではないという事実を忘れてはいけません。
"きれいで可愛いという理由で犬を飼っているから無責任で一日にも数多くの動物が捨てられたりします。 もし飼おうとしたら"ペット"という意味を覚えて責任感を持って育てなければなりません。
[著作権者 ⓒ アニマルプラネットランド, 無断転載及び再配布禁止]