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蒸し暑い天気が本格的に始まり、長い間タンスの中にあった半そでを取り出して着ている人がぐんと多くなりました。
ここ、暑い日差しに駐車してある車に、一人でいる子犬のために飼い主が貼っておいたメモが、多くの人々に静かな感動を与えています。
英日刊メトロによると、屋外の駐車場に停まった車に機転の利いたメモが登場し、話題を呼んだことがあります。
当時、道を通っていた通行人は、炎天下の車を見て、つい笑ってしまいました。 それも犬が中に乗っている車でしたが。
普通だったら、犬が息を切らす姿を見て警察に救助を要請する場合が多いのに、人々は大丈夫だというように、一人二人、ただ通り過ぎるだけでした。
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なぜ人は一様に警察に通報せずに笑って車を通り過ぎるのでしょうか? 車の中には、大きなA4用紙の大きさのメモが貼ってあったのですが。
しばらく用を足すために駐車場に車を止めた飼い主は、犬を車に置いたまま席を外しました。
車から降りた飼い主は、車にA4用紙が張っておきましたが、内容は次のようでした。
"どうか窓を割らないでください。 エアコンをつけておいたし、飲み水もあります。 そして一番好きな音楽を聞いています"
飼い主が親切に書いて貼っておいたメモを見た市民たちは、車の中に犬が一人で乗っているにもかかわらず、平気で駐車された車両をそのまま通り過ぎました。
イメージ / Peta
犬も息を切らすどころか、むしろ楽な姿勢で座って飼い主を待っていたのです。 はい、そうです 。飼い主が車から降りる前に、犬が過ごせる環境をつくっているのです。
私たちはたまに熱い車の中に犬をうっかり忘れて降りて行く市民たちが車のドアを割って犬を救助したというニュースをこの頃になるとよく接したりします。
それだけ周辺でよく起こる出来事だという意味です。 今回の車の持ち主は違いました。
犬が無事に過ごせるようにしたから心配しなくてもいいというメモを残しておいたのです。
事情に接したネットユーザーらは、"子犬はもとより、車の窓まで全て守る最上の方法であり、センス溢れるメッセージだ"と評したりもしました。 皆さんはどう思いますか?
イメージ / bhatiabest
一方、イギリスの動物保護団体RSPCAによると、夏場の車内に犬や猫などのペットを残しておいてはいけないそうです。
実際、RSPCAは車内にペットを置いて降りると、どれほど危険かを示す実験を行ったことがあります。
15度の車内に温度計を置いて、車のドアをすべて閉めて1時間後に再び温度計を確認したら、なんと43.5度まで上がりました。
その分、炎天下の車にペットを置いて降りたら危険だということです。
もし、犬などペットを連れて移動するとき、一人で車に置かないようにしなければならないことはご存知ですよね? 夏場の事故が多いだけに格別の注意が必要です。
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