(左) New York Daily News, (右) CBS 2 NY
いつものように飼い主と一緒に散歩していた犬は、突然の交通事故にどうすればいいのか分からず、パニックになりました。
車にはねられて道路の上でなかなか立ち上がらない飼い主、そして骨が折れたせいで体を起こしにくい状況でも、犬はこの状況を家族に知らせようと家に向かいました。
英紙デイリーメールによると、米ニューヨーク・ベイリッジに住むフランク・デコルベネル(Frank Decolvenaere)は、犬のストミー(Stormy)と夕方の散歩をするために家を出たそうです。
普段のように公園に行くために道を渡ろうとした瞬間、突然車が1台駆けつけてきて、飼い主フランク・デコルベネルと犬のストミーにぶつかったんです。
New York Daily News
この事故で飼い主は弾き飛ばされ、そのまま道路の上で即死してしまい、犬のストミーは全身に血まみれになったのは勿論、骨が折れ、肺の打撲傷などを負いました。
ワンちゃんストミーは元気でない体を起こし、急いで飼い主に近づいて状態を確認しました。 いくら吠えても飼い主が起きないと、やつの頭の中は、家族が通り過ぎたようです。
ストミーは事故現場からわずか数メートル離れていない家に向かい、自宅に到着すると、息子のマイケル(Michael)が迎えてくれましたが、犬のストミー状態を見て驚きを隠すことができませんでした。
息子の呼びかけに母親のデマトラ(Demetra)もまた驚きました。 どういう状況か分からなかった家族たちは、急いで犬のストミーを洗って病院に駆けつけました。
CBS 2 NY
その時、警察から夫の事故のことを聞いたデマトラはショックを受けました。 散歩に行ってくると言っていた夫が一夜にして冷たくなった遺体となって帰ってきたからです。
デマトラは「おそらく犬のストミーが家に来たのは、夫に何か起こったことを知らせるためだったようです」とし、「夫を失った悲しみをどう受け止めてあげればいいでしょうか」と語りました。
一方、地元警察は、フランク・デコルベネルが明かりなしに横断歩道を渡ったという理由で、運転手に召喚状を発行しなかったため、議論を呼び起こしました。
これに対して家族は弁護士を通じて、運転者が速度制限を守らなかったとして異議を申し立てたといいますが。 果たして議論はどのように終わるのでしょう。
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