動物保護所の職員たちが勤務時間に猫を入れた「抱っこひも」を付けて働く理由

アニマルプラネットランドチーム
2020年 06月 18日

애니멀플래닛Animal Refuge League of Greater Portland


こちらの勤務時間に抱っこひもを付けている一人の男性がいます。


赤ちゃんの面倒を見るのではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、彼の胸に抱かれているのは他ならぬ猫だったのです。


勤務時間、彼はなぜ猫をつけているのでしょう。 そして猫はさりげなく彼の胸に抱かれているのでしょう。 その理由を知りたいですね。


ネコ専門メディア「ラブミアウ(Love Meow)」によると、アメリカのコンバーランド郡にあるアニマル・レフュジリーグ・オブ・グレーター・フトランド保護所(Animal Refuge League of Greater Portland)には抱っこひもをしている職員がいます。


애니멀플래닛Animal Refuge League of Greater Portland


それも、勤務時間にです。 子どもを育児することだと思いますが、それは違いました。 「職員が抱っこひもにつけているのは15歳の『猫のダギー(Dougie)』だったのですが…。


猫は実は、路上をさまよっていた野良猫出身で、保護所に入所した当時は炎症性腸疾患を患っていたため痛かったのですが、今は治療を受けたおかげで健康を取り戻したと言います。


保護所の生活に適応した猫は、いつからか鳴き始めました。 自分を抱いてくれる時までです。 また通り過ぎる人ごとに眺めながら抱きしめてほしいと要求するそうです。


「もし抱きしめてくれないでしょう? 抱きしめてくれるまで抱きしめながら泣きます。 信じないでしょうが、鳴き声は火星でも聞こえるでしょう? ハハ」


애니멀플래닛Ash Perkins


職員たちはいつも猫を抱いたまま仕事ができなかったので、頭を集めてアイデア会議をしなければなりませんでした。 そして、その結果、抱っこひもを買うことに決めたのです。


そうやって抱っこひもを巻いて猫のしつけを始めた動物保護所の職員たち。 猫ダギーは、とても満足そうな表情で、おとなしくぶら下がって、職員たちの後を追いかけたのです。


動物保護所の職員たちの胸に抱かれながら暮らしていた猫ドギーに、思いがけない縁が訪れます。 ダギーを養子にしたいという家族が現れたのです。


アッシュ・パーキンス(Ash Perkins)は動物保護所のサイトを見て回り、抱っこひもにぶら下がっている猫を見て恋に落ち、ダギーの家族になってあげることにしたのです。


애니멀플래닛Ash Perkins



彼女は猫ダギーを引き取るため自ら抱っこひもを準備していったそうです。


「猫ダギーは、私を見て顔をこすりつけました。 私はダギーを家族に連れてこようと思いました。」


15歳の老齢猫が泣いてばかりいた時、動物保護所の職員たちはそっぽを向かず、むしろアイデアを集めて抱っこひもで猫ダギーを温かく抱きしめてくれたおかげで、今の家族に会ったのではないでしょうか。


周りの温かい関心と配慮のおかげで、高齢の「野良猫」は、そのように幸せになることができました。


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