Schenley Hutson Kirk
死にかけた自分を養子に迎え入れてくれた父親にすがりついてありがとうと身をこすり、愛嬌を振りまくビーグル犬の姿が、見る人に静かな感動を与えています。
動物専門メディア「ザ・ドード(Thedodo)」は、以前米国オハイ州フランクリン郡のある動物保護センターで安楽死の危機に瀕していたビーグルのグレゴリー(Gregory)の話を紹介したことがあるのですが。
当時、道端で捨てられたまま発見されたビーグルのグレゴリーは、心臓に寄生虫がいる以外は健康に大きく異常のない状態で保護所に入所することになります。
Franklin County Shelter and Adoption Center
しかし、寄生虫治療にかかる費用400ドル(約42,748円)を負担しなければならないので、誰も『犬グレゴリーを養子にしたい』と快く乗り出す人はいませんでした。
結局、保護所の規定に従い、グレゴリーは安楽死対象リストに名前を載せることになり、見かねた職員たちがSNSに書き込みをし、グレゴリーの家族を探そうと全力を尽くしています。
ちょうど、シンドルのハートソン・カーク(Schenley Hutson Kirk)と夫のジョー(Joe)がビーグル犬のグレゴリーの話を聞いて、養子縁組を決心し、グレゴリーの家族になってくれました。
Schenley Hutson Kirk
動物保護センターから家に帰る途中、後部座席に座っていたビーグルは、ハンドルを握っているパパのジョーに近づき、体をこすりつけながら愛嬌を振りまきました。
おそらく死ぬところだった自分を養子縁組して助けてくれた家族に感謝の気持ちを伝えているように見えましたが。そうして、これら夫婦の家族となったビーグル犬のグレゴリーは、日々、健康を回復し、幸せな日々を過ごしているそうです。
ビーグル犬のグレゴリーが失われた笑顔を取り戻すことができたのは、周辺の温かい関心と助けのおかげでした。自分を助けてくれた夫婦にありがたさを忘れない犬グレゴリー。 末永く幸せになるように祈ります。
Schenley Hutson Kirk
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