MEN Media / Daily Mail
いたずら半分で子供たちが投げた石に卵が割れたのを見た白鳥は、つい衝撃を受けてしまいました。 空しく粉々に割れた卵を眺める母白鳥。
目の前で腹が痛く生んだ卵が割れて行く光景を見守らざるを得なかった母の白鳥の心境はどうだったでしょう。母白鳥のことを思うと、胸が痛く惨憺たるばかりです。
英紙デイリーメールによると、グレーター・マンチェスター地域で活動するある野生動物保護団体は衝撃的な情報提供を受けることになっています。
事情はこうです。 グレーター・マンチェスター・ボルトン地域のある運河周辺で白鳥夫婦1組は、巣を作ってここで卵を産み、子供が孵化することを待ち続けていました。
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父白鳥がしばらく席を外している間に、近くに住むと推定される10代の子供が現れ、好奇心と楽しさで巣にいる卵に向かって石を投げたのです。
このため、6個の卵のうち半分の3個が粉々に割れてしまい、母白鳥はその光景を自分の目で目撃してしまいました。
子ども達が去った後、父白鳥が巣に戻り、それから数日後に巣立った父白鳥は帰ってこなかったそうです。
ただ、たった一人の母親である白鳥だけが割れて、辛うじて生き残った卵3つを見守ったのですが、思うようにできませんでした。 母白鳥がとうとう目をつぶってしまったのです。
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野生動物保護団体は現場を調査しながら、母の白鳥の死亡原因は卵を失ったという衝撃と悲しみ、雄の白鳥が自分から離れたという絶望感、そして周辺の他の動物たちの脅威などによるストレスが複合して死んだのではないかと推測されると明らかにしましたが。
目の前で子どもたちが遊びで投げた石に当たって割れてしまった卵を見た白鳥は、どれほど衝撃を受け、苦しんだだろうか。
我が子を守れなかった自分を恨み、むち打った白鳥の姿を思うと、胸が痛みます。 野生動物保護団体が出動した時に生き残った卵はたった一つ。
出産に対する喜びを長く享受する前に、悲惨で悲しい結末を迎えた母白鳥。どうか天国では子供たちと出会い、体調を崩さず幸せになることを願うばかりです。
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