王になるために熾烈に戦い、片目を失った獅子の傷

ShaunMalan/@shau

野生動物の世界は、私たちが想像する以上に熾烈で殺伐とした場所でした。 生き残るためにお互いをかみちぎって戦わなければならない状況。

勝った人だけが笑い、負けた人は無残に崩れ落ちる世界、まさに野生動物の世界です。 もちろん、人間の世界も野生動物の世界に劣らず激しいとおっしゃる方もいらっしゃいます。

皆さんはこの言葉に同意しますか？ しかし、なぜ急に「競争、熾烈、殺伐、勝った者、負けた者」など、競争に関する単語を取り出したのか首をかしげる方がいらっしゃると思います。

今日は力強くて若いオスと絶対強者と呼ばれる「王座」をめぐって激しく戦い、片目を失ったあるライオンの顔について話そうと出してみました。

英紙デイリーメールによると、写真家兼ガイドのショーン・マラン(Shaun Malan)は、アフリカのボツワナ・ファイ地域で他の雄と戦って片目を失ったライオンの写真を公開しました。

ShaunMalan/@shau

公開された写真の中には、今年7歳の雄ライオンが、片目を失って寂しい表情をしている姿が写っていました。

このライオンは、絶対強者として君臨していましたが、ある時、やつより若くて力の強いオスのライオンが近づいてきて、王座をめぐって襲いかかり、老齢の体で若い血に太刀打ちできなかったライオンは、結局、片目を失ってしまったそうです。

このようにしてその場を明け渡したライオンは、まもなく死ぬと思っていた憂慮とは異なり、翌日、再び狩りに乗り出すなどの姿を見せ、立ち直ろうと躍起になっていたそうです。

オスのライオンは、このように王座をめぐって互いに攻撃し合い、争うことが多く、オスのライオンが生き残ることはほとんどないといいます。

たとえ生き残り王座を守ったとしても、数えきれないほど若い雄ライオンから地位を脅かされるため、若い雄ライオンたちの決闘申請を受け入れざるを得ないというから、より一層熾烈さを改めて感じさせる写真です。

ShaunMalan/@shau

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