Seminole County Fire Department
夜遅く、皆が寝ている時間、突然、ある家庭で「ポン!」という大きな爆発音がしました。
オンラインメディアマショブル(Mashable)によると、4年前の2016年に爆発音が鳴り響く直前、チーフドーバー(Chip Dover)は自分の息子のアンドリュー(Andrew)、ジョーダン(Joe Jordan)と共に家の外で望遠鏡で木星を観測していました。
瞬間、この親子は隣家から火災が発生したことを知り、すぐ駆けつけたのですが、家はすでに巨大な炎に包まれ、燃え盛っていました。
家の中にまだ人が閉じ込められていることを知ったチーフ・ドーバーと息子たちは、急いで手に入るものを捕まえて窓に向けて投げました。
窓を割って家に入るためでした。 その時、ちょうどその家主のマルゴ・フィサー(Margo Feaser)が隣人の助けで火の手から逃れることができました。
Seminole County Fire Department
しかし、家には避難できなかった夫と4歳の息子、2歳の幼い娘が閉じ込められていました。
消防士が入って夫を救助しましたが、まだ2人の子どもたちは火災の山で閉じ込められている状況でした。
その時、引退した警察犬マックス(Max)が現れ、熱い炎に包まれた家の中に入りました。 それも消防官たちと一緒にです。
警察犬出身のマックスは、家の中をいっぱいに埋めた濃い煙の中を走りぬけて、消防士を小さな子供達のところへ案内しました。
そして、子供たちは全員無事に救助され、家は倒壊してしまいました。
Seminole County Fire Department
マックスの活躍のおかげで、危うく危険なところだった二人の子どもたちは、一命をとりとめることができました。 家族は病院に運ばれて治療を受け、命に別状はありませんでした。
裸で火の中に飛び込んだ警察犬マックスも、煙を吸い込み治療を受けなければならなかったが、命に別状はなかったと伝えられています。
幼い子供の命を救おうと崩壊寸前、家の建物に飛び込んだマックスは、実は引退したばかりの警察犬でした。
地元の警察官は、リタイア警察犬マックスの活躍のおかげで、家族のみんなが命拾いできたと明かしました。 引退したものの、警察犬という義務を日常でも続けている警察犬出身のマックス。
話を聞いたネットユーザーたちは、国と国民のために献身し、引退したにもかかわらず、火災現場で幼い2人の子どもたちの命を救った警察犬「マックス」に向かって、熱い賛辞と拍手を惜しみませんでした。
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