youtube_@Rob The Ranger Wildlife Videos
キリンは他の動物と違って首が長い草食動物です。つまり、長い首を使って高い木の葉や草などを食べながら生きる動物です。
ところが、私たちが知っているキリンの姿は影も形もなく消え去り、死んだ動物の死体の骨を噛んでいる衝撃的な姿が捉えられ、衝撃を与えたことがあります。
英イルゲンデイリーメールによると、南アフリカの野生動物写真作家ルネ·ヴァン·ザ·シープ(Rene vander Schyff)が撮影した映像と写真によると、キリンがインパラの骨を噛んでいる姿が写っていたそうです。
実はこの写真は3年前の2017年に撮影されたもので、アフリカの動物保護団体「ワイルドライフアクト」によると、キリンが骨を食べる行為は一般的だそうです。
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草食動物を象徴するキリンだけでなく、ラクダや牛のような他の草食動物にも、このような食習慣が見られるといいます。 なぜ動物の骨を食べるのでしょうか。
まずキリンなどの草食動物が動物の骨を食べるのは不足する栄養分を取るための行動というのが関連学界の説明です。
キリンの場合、普段餌から得にくいカルシウムやリンなどを補うために動物の骨や角を摂取するそうです。
カルシウムとリンは骨格を構成するのに必須の栄養素であるという点で、草食動物は狩りをしないので、普通肉食動物が肉を食べて残した骨を食べるというのです。
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特にキリンの場合は、背が高いほど低いキリンよりも骨をよく食べる傾向があるそうです。 骨を食べるキリンは、骨の一切れを口の中に入れてなめて噛むといいます。
ただ、骨を完全に噛んで飲み込まないそうです。 また、全部食べるのではなく十分に摂取すると、残すのですが。 勿論キリンが直接に動物を狩る場合は知られていません。
一方、アフリカ南部と西部の一部地域にだけ生息しているキリンは、絶滅危惧種です。
最近になって、むやみな開発により、生息地の破壊、狩り、内戦などにより、キリンをはじめとする野生動物が絶滅の危機にさらされています。
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