救助された後、不安に思う捨て犬を安心させるために一緒に食事をする保護所職員

アニマルプラネットランドチーム
2020年 10月 03日

애니멀플래닛Granite Hills Animal Care


ここ一人の男性がケージの中に入ってぶるぶる震えている捨て犬の隣に座ってご飯を食べています。


男性がご飯を食べようと食べまいと、捨てられた犬は、片隅に座り、ぽつんと置かれたお茶碗を眺めながら、全身を震わせました。


恐怖に満ちた眼差しで耳と尻尾を折ったまま座っているやつ。 いったい何がこんなにおそろしいのでしょう。


そして、ぶるぶる震えている捨て犬のそばで平気で静かに食事ばかりしているこの男性は一体誰だろうか。


食事全廃の捨て犬がご飯を食べるまで、毎朝、直接ケージの中に入って、隣でご飯を食べる男性が話題を呼んだことがあります。


애니멀플래닛Granite Hills Animal Care


毎日、ケージの中に入るこの男性の名前は、アンディ・マティス(Andy Mathis)博士。 彼の職業は獣医です。


米ジョージア州エルバートンにあるグラニットヒルズ動物保護所(Granite Hills Animal Care)で働く彼は、毎朝保護所の中にある狭いケージに入ってご飯を食べました。


彼がケージの中に入ってご飯を食べることになったのは、退勤準備をしていた当時かかってきた電話一通のためでした。


受話器越しに一人の女性が切羽詰った声で、「捨てられた犬を見つけた」と救助を要請し、その時に初めて顔を合わせるんです。 こいつの名前はグレイシー(Graycie)。


애니멀플래닛Granite Hills Animal Care


救助された当時、捨てられた犬グレイシーは、虐待を受けたのではないかと疑われるほど、人を極度に恐れ、やせていました。


また、貧血と低体温症だけでなく、膣脱出症まであって、すぐに治療を始めても生きていけるかどうか分からない状況だったんですが…。


優劣曲折の末、健康は回復したものの、かつて虐待を受けた記憶のためか、捨てられた犬のグレイシーは依然として周囲を警戒し、食事もろくに食べていません。


このため、獣医アンディ・マチスは、ぶるぶる震えている捨て犬グレイシーがいるケージの中に入って、一緒に食事をする方法を考え、そうしてこのような姿が演出されたのです。


彼はただケージの中に入ったものにとどまらず、抵抗感をなくすために自分も捨て犬グレイシーのためのものと同じ形の器に食べ物を盛ってご飯を食べました。


애니멀플래닛Granite Hills Animal Care


アンディ・マチスは時折、捨て犬のグレイシーを眺めながら「ここでは安心して食べてもいい」と言いました。 2週間ほど経っただろうか。


やっと心の扉を開けて皿の方に近づいてくる捨て犬グレイシー。 しばらくして、グレイシーはアンディ・マチスが渡したご飯を食べ始めました。


同日以来、捨て犬のグレイシーは、いつそんなことがあったのかと気丈になり、アンディ・マチスは捨て犬のグレイシーとの厳しい近況をSNSに掲載し、ファンと共有しています。


ぶるぶる震えてご飯も食べていない奴の固く閉ざされた心の扉を開けるまであきらめず、黙々とそばで見守ったアンディ・マティスのような獣医の方が多いことを、このような人が大勢いる世の中が訪れることを夢見ています。


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