Julie Moore / The dodo
木の根こそぎとれるほどの威力を誇った竜巻のせいで生き別れを余儀なくされた飼い主は、犬が無事だったということに思わず嗚咽してしまいました。
動物専門メディアいつも(The dodo)は今月16日、米国南部のアーカンソー州ローガン郡に住んでいるブルース・(Bruce)と今年(Ona)カップルのエピソードを紹介しました。
当時、これらのカップルが住むローガンカウンティには強力な竜巻警報が発令されましたが、予想より早く訪れる竜巻の速度のため、カップルは慌てて避難しなければなりませんでした。
その時までは、カップルは自分の家がバラバラになるとは夢にも思わなかったんです。 避難所に逃げるために、オナは体の不自由な自分のハウスメートであり、友人をたたくために仲間の部屋に駆けつけました。
ブルースは自分たちが育てているワンちゃんの2匹と猫4匹を取りそらえようと慌ただしく動いているのに、問題が生じたのではないですか。
Julie Moore / The dodo
突然の竜巻上陸におびえた猫一匹が家の外に飛び出して家出をし、ダーシャ(Dasha)という名前の犬は家の外に出ることを強く拒むのでした。
これ以上時間を遅らせることができない状況でブルースは犬ダーシャをどうしても連れて出ようと努力しましたが、体が大きいために結局他の猫と犬だけを抱いて家を出なければならなかったんです。
結局、家には犬のダーシャだけが残っていて、このカップルは避難所の入口が閉まる直前にやっと避難できました。
強力な竜巻が吹き荒れた翌日、このカップルは家に再び訪れた時、屋根はもう取れていました。 まるで地球最後の日のようにめちゃくちゃでした。
カップルは惨憺たる気持ちで残骸の中を捜していたその時、彼らの前で本当にとんでもない状況が起きました。 ついに堪えてきた涙があふれ出たんです。
Julie Moore / The dodo
竜巻で崩れ落ちた家の山から犬のダーシャが歩いてくるのではないでしょうか。 ダーシャは修羅場になった家で、飼い主が戻って来るのを待っていたのです。
死んだと思っていた犬ダシャが生きているという事実にブルースとオナは抱き合って号泣しました。 犬のダシャはまるで"どうしてこんなに長くかかったの?"と言っているように見えました。
オナは犬のダシャの顔をかばって残して行ってすまないって、こうして生きていてくれてありがとうって言ったんです。 喜びもつかの間。
竜巻が怖くて、家の外を飛び出した猫の行方のため、ぶすっと出かけたころ、家出した猫がまた戻ってきたのでした。
猫は全身が濡れた状態で震えていて、オナは犬を抱きしめて感動的な再会をしたんです。 忘れてしまったと思っていた子どもたちと再会したカップルたちは、こう言いました。
"これまで積み上げてきたものを一瞬にして失ってしまい、胸が一瞬にして崩れ落ちましたが、それでも愛する子どもたちがみんな無事で良かったです。 この子達のためにもまた立ち上がります"
Julie Moore / The dodo
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